サンシャインツアーの表富士宮口感謝祭ツアー感想
世界遺産にもなった富士山。
人生で、一度は登ってみたいと思っている人も多いでしょう。私もそのうちの一人でした。
富士山は初めてだし、登山の知識もないから、ツアーがいいのかなと思いサンシャインツアーの第2回表富士宮口感謝祭ツアーに参加しました。
理由は、他のツアーより安いから。温泉やレンタル用品、その他特典があったから。大手で有名だから、という理由です。
そこで、富士山にサンシャインツアーで登ろうと思っている人の参考のためにも、私がサンシャインツアー表富士宮口感謝祭ツアーに参加した感想を書いてみようと思います。
と、その前に、体力がない人でも富士山登れるのか?
という疑問にお答えしようと思います。
体力がなくても富士山には登れるのか?
結論から言うと、私は体力が少ない方ですが、案外楽に登れました。
体力は、マラソン1キロを休まず走れるくらい。体力は少ない方だと思います。
体力のない私が登れたコツとしては、
・頻繁に休憩をとったこと
10分に1回程度、ガイドの指示で休憩がありました。まだ全然歩いてないし疲れていないのに、頻繁に休憩がありました。そして休憩のたびに、荷物を降ろしてくださいとガイドさんから指示がありました。
・休憩時に荷物を肩から下ろしていたため体力的なダメージが少なかったこと
・荷物を最小限に抑えたこと
これもガイドさんからの指示です。特に水分。脱水症状をおそれて、ペットボトルの水をたくさん持っていく人がいます。しかし、水は山小屋でも買えますし(高いですが)、持っていくのは500ml 2本で十分だと思います。
・深呼吸をよくしたこと
多分、これが高山病にならずに登頂できた最も大きなポイントだと思います。渋滞になった時や、休憩の時、わざとらしいくらい、「すーーーーーーはーーーーー」と深呼吸をしていました。
私は、高山病になることもなく、意外にも簡単に登頂することができましたが、20人に1人くらいの割合で、高山病らしい症状になっている人がいました。途中の山小屋で脱落した人もいました。症状としては、頭が痛くなたっり、おかなが痛くなるらしい。道でお腹を抱えてうずくまっている女性の方もいました。
私が見たところ、高山病らしき症状になっている人は、みな女性でした。
おそらく、体力的な問題があるのだと思います。
富士山は素人が気力で登ることができる最も高い山、と言われますが、やはり事前に最低限の体力はつけておいた方がいいかと思います。
ツアーの流れについて
羽田空港に集合し、バスでどこかの大きな運動公園に移動します。そこでレンタルしていた登山服に着替えます。
目の前には富士山! 雲に隠れていますが、頭のところが見えていますね。
うーん、思ったより富士山小さいな、というのが感想。(オイ)
平野の中にポツンとひとつ高い山があるので、比較対象がなく、大きさの感覚が掴めなかったからかもしれません。
着替えた後はまたバスに乗って、登山口である5合目へ!
いざ、登山開始!
富士山表口5合目。
もう標高2400mあります。すでに空気が薄い。
夕方4時くらい、ストレッチをして登山開始です。
ツアー人数は1組20人程度。他にもたくさんの組があり、行列になっていました。
暗くなる前に、宿泊場所の山小屋に到着。私が泊まった山小屋は、新7合目の御来光山荘。下から三番目の山小屋。
1日目は正直、全然歩いていないし疲れていませんでした。できるだけ初日でたくさん歩いていた方がいいのでは、と思いましたが、山小屋は下の方が早く高山に体を慣らすことができるから良いらしい。
山小屋に泊まるのは、初めてだったのですが、想像以上でした。
ベッドはすし詰め状態の、ぎゅうぎゅう詰め。隣の人も関係ありません。くっついて寝ます。
山小屋の休憩は4時間くらい。短いです。
なので、眠ることはほぼできないと思います。寝ている間も人が入ってくるため、うるさくて眠れません。
結局眠ることはできませんでした。眠る、というより体を休めるための休憩と考えた方がいいと思います。
ちなみに、夕食は定番のカレーでした。見た目は普通のカレーなんですが、すごく美味しく感じました。
渋滞の夜登山の始まり・・・
ご来光を見るために、夜から登山が始まります。
山の斜面には、登山者の光の列ができていました。そして、全然進まない。いわゆる渋滞です。
夜登山は初めてだったのですが、退屈です。暗くて景色もないし、全然進まないし。
何もすることがないので、空を見上げると、星空が綺麗!
すると、流れ星が!
「あっ!」と思わず声が出てしまいます。
その声に気づいて、周りの人が振り返る。少し恥ずかしいですが、
「流れ星が」と私が言うと「いいなあ」と言ってくれて、渋滞の間はわまりの人たちと流れ星を探して空を見上げていました。妙な連帯感が生まれてきました。
夜景も綺麗でした。
夜が明けてきて、太陽が!
頂上はもう目の前なのに、渋滞で全然動けない。
日の出まだですが、だんだんと明るくなってきます。ご来光を山頂で見たい! と焦りますが、渋滞で進まない。
結局、渋滞につかまり山頂ご来光を拝むことはできませんでした。。
太陽は出てしまった後ですが、山頂のご来光。穏やかな眩しい光です。
うーん! このために登った価値はあります。感動。
富士山登頂
正確に言うと、頂上ではないらしい。
日本一高いところは、剣ヶ峰と言ってまた少し登る必要があります。
写真に見えている少し高いところが、日本一高い場所・剣ヶ峰(3,776m)です。
頂上にいたのは30分くらいだったでしょうか?
時間が押しているようで、あまりゆっくりできませんでした。
体力にはまだ余裕もありましたし剣ヶ峰にも登りたかったですが、集団行動なので仕方ないですね。
もっと長い間山頂にいたかったけれど、残念。
苦行の下山
上りは登頂とご来光という目標があったため、まだ楽でした。
けれど、下りがしんどい。
足元が悪いし、何度も転びそうになる。景色も茶色い岩土が続くだけで、なんの楽しみもない。
「あー。つかれた」と思いながら、無心で下り続けます。
こんな感じで、ずっと同じような景色が続きます。正直飽きてきます。
登る時にも通ったはずですが、山小屋と山小屋との距離がかなり遠くに感じます。下りは、登りの時より休憩時間の間隔も少なめです。もう体力を残す必要もありませんしね。
登るときはお喋りしながら行きましたが、下山はみんな無口になってしまいます。
あと、土埃がすごい。マスクがあればよかったなあと思います。
無心で下り続け、5合目の山小屋が見えてきたら、嬉しさのあまりダッシュしてしまいました。
「ようやくゴーール!!」
頂上に着いた時より、喜んでいたかもしれません。(笑)
浅間大社と温泉に行くはずが・・・
スケジュールでは富士山本宮浅間大社に行く予定でした。
しかし予定が押していたため、神社の予定は無くなりました。しかし、温泉「花の湯」は予定通り行くことができました。しかし、その時間も30分程度と短かったです。ビュッフェ形式の食事もあるそうなので、温泉15分、食事15分で計画。
温泉は、塩湯や草津の湯などいろいろな種類がありましたが、ゆっくり入る時間はありませんでした。食事の種類は少なかったですが、空腹だったらしく、味もわからず食べていました。
まとめ
初めて富士山を登る方、安くで富士山に登りたい、という方にサンシャインツアーの表富士宮感謝祭ツアーはおすすめです。
しかし、あくまでツアーという形式上、時間は限られています。計画は変更になったり、もっとゆっくりしたかったのに出来なかったり。自分の希望通りには進まないことがあることは、覚悟していてください。
↓サンシャインツアー富士山登山の予約↓
最後に富士山登山で持って行った方がいいものをご紹介します。
サンシャインツアーのレンタル7点セットに、基本的な登山用品が揃っています。
【7点セット内容】
雨具上下セット・ザック・登山靴・ストック・ヘッドランプ・防寒用フリース・ショートスパッツ・登山用靴下
上記の7点セット以外に、必ず持って行った方が良いものをご紹介します。
【必ず持って行った方が良いもの】
・長ズボン
7点セットに長ズボンは付いていません。必ず持って行きましょう。
私が着て行ったのは、ザ・ノースフェイスの長ズボン。軽いし、なにより足を曲げた時に全くストレスがありません。本当におすすめです。
・長袖
防寒用フリースの下に着るために必要です。また、登り始めは暑いので、袖がまくれる薄い長袖が良いと思います。夜、寒くなってから、7点セットの防寒用フリースをその上に着ます。
・インナー上下。
長ズボンの下と長袖の下に着る用に。夜は結構寒いです。
・ペットボトルの水500ml 2本
大量に持って行く必要はありません。荷物になるだけです。
・日焼け止め
登山は焼けます。日焼け止めを塗りましょう。
・お金(小銭)
トイレが有料の山小屋もあります。100円必要です。小銭にくずしておきましょう。
・一口サイズのお菓子
チョコレートや飴など。荷物にならない程度に。
・トイレットペーパー
トイレットペーパーがない山小屋もありました。(5合目など)
ポケットティッシュ型の方が荷物にならなくていいかもしれません。
【あったら良いもの】
・湿布
液体タイプのものを持って行ってたら、液漏れして大変なことになっていました。貼るタイプの湿布が良いと思います。
・マスク
下山時の土埃はひどいです。
・ウェットテッシュ
汚れた時に手が拭けると便利です。これも荷物にならない程度に。
・帽子
日よけと土埃よけに。風があるので、あご紐があるタイプのものがおすすめです。
【お守り??】
私は酸素スプレーは必要ありませんでしたが、使っている人もいました。
持って行かなくてもいいけど、お守りとして持って行ってもいいかも。
以上、富士登山について書いてみました。
人生に一度は富士山、登ってみてください。
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